「高圧洗浄って本当に大丈夫?外壁や塗装が傷んだりしないの?」
そんな不安を持つ方はとても多いです。
高圧洗浄は家をきれいに保つための有効な方法ですが、使い方を間違えると外壁や塗装を傷めてしまうリスクもあります。
この記事では、プロの高圧洗浄業者が「傷む原因」と「正しい洗浄方法」をわかりやすく解説します。
高圧洗浄で外壁が傷むことはある?
結論から言うと、条件次第では外壁が傷むことがあります。
特に以下のようなケースは注意が必要です。
- 塗装が劣化している外壁
- モルタルやサイディングなど、素材が脆くなっている外壁
- 洗浄圧が強すぎる・ノズルを近づけすぎている
こうした状態で高圧洗浄を行うと、塗装の剥がれ・コーキングの破損・表面の荒れなどが起こることがあります。
とくにDIYで家庭用高圧洗浄機を使う場合は注意が必要です。
外壁を傷める主な原因
圧力が強すぎる
外壁によって耐えられる圧力は異なります。
一般的に住宅の外壁洗浄では「8〜12MPa(メガパスカル)」が目安。
業務用洗浄機では100MPaを超えるものもあり、適切に調整しないと簡単に塗装が剥がれます。
ノズルとの距離が近すぎる
噴射口を壁面に近づけすぎると、水圧が一点に集中してしまいます。
最低でも30cm以上離すことを意識すると安全です。
古い塗装やひび割れ部分
塗装の寿命(約10年〜15年)を過ぎていると、水圧に耐えられない場合があります。
その状態で高圧洗浄すると、下地が露出してしまうこともあります。
傷まないようにするためのポイント
✔ 洗浄前に外壁の状態をチェックする
塗装の剥がれ・ヒビ・浮きがある部分は、水圧を弱めたり避けたりします。
事前チェックで多くのトラブルを防げます。
✔ 圧力を段階的に調整する
最初から強い圧力で洗うのではなく、弱め→中→強めの順で少しずつ様子を見ながら行うのが基本です。
✔ ノズルの種類を使い分ける
回転ノズル(トルネードノズル)は威力が高く、汚れは落ちやすいですが塗装を傷めやすいです。
外壁には扇状の広角ノズルを使うのが安全です。
プロの高圧洗浄は「圧力」と「距離」のバランスで決まる
プロ業者が行う高圧洗浄では、素材や劣化具合に合わせて圧力・距離・角度を細かく調整しています。
「汚れを落としつつ塗装を守る」ために、ただの水洗いではなく、経験と判断力が必要な作業です。
もし外壁の劣化や塗装のはがれが心配な場合は、
業者に「この外壁は高圧洗浄して大丈夫ですか?」と一言確認すると安心です。
家庭で高圧洗浄するなら注意して使おう
DIYで洗浄する場合は、次のような設定がおすすめです。
| 対象 | 適切な圧力目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 外壁(サイディング) | 8〜10MPa | 30cm以上離す |
| コンクリート | 10〜15MPa | 一点集中しない |
| タイル | 8〜12MPa | 目地を狙わない |
また、長時間の使用はモーターやホースへの負担にもなります。
こまめに休ませながら使いましょう。
高圧洗浄で外壁を守るために大切なのは「知識」と「判断」
高圧洗浄は、やり方さえ間違えなければ家を長持ちさせるメンテナンス方法です。
逆に、無理に汚れを落とそうとすると外壁を傷める原因にもなります。
「外壁の状態に合わせて、ちょうどいい洗浄をする」
このバランスこそがプロの技術です。
まとめ:不安ならプロに相談を
- 外壁の劣化が進んでいる
- 塗装が10年以上経っている
- 洗浄圧の調整が難しい
こうした場合は、プロに一度相談するのがおすすめです。
無理にDIYで落とすよりも、結果的に家を守りながらきれいにできる場合が多いです。
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