高圧洗浄機は「水だけで汚れが落ちる」と思われがちですが、実際には汚れの種類によっては洗剤が必要です。
間違った使い方をすると、落ちないどころか外壁やコンクリートを傷めてしまうこともあります。
ここでは、高圧洗浄における洗剤の使い分けと注意点を、現場の視点で解説します。
水だけで十分に落ちる汚れ
まず、水圧だけで落とせる代表的な汚れは以下の通りです。
- 外壁や駐車場のコケ・カビ
- ブロック塀やタイルの黒ずみ
- ベランダ・玄関の土やホコリ
これらは表面に付着した汚れなので、高圧水で簡単に除去できます。
特に新しい汚れや湿気によるカビは、水洗いだけで十分です。
洗剤を使うべき汚れ

次のようなしつこい汚れには、洗剤の力が必要になります。
- コンクリートに染み込んだ油汚れ・タイヤ跡
- 外壁の排気ガス汚れ・雨だれ跡
- 長期間放置されたカビ・藻のこびりつき
高圧洗浄だけでは表面の汚れしか落とせず、再発もしやすい。
洗剤を併用することで、化学分解+水圧除去の両面から汚れを落とせます。
おすすめは、中性または弱アルカリ性洗剤。
外壁塗装や素材を痛めにくく、環境にも優しいタイプを選びましょう。
🔹おすすめ洗剤
洗剤を使うときの注意点
- 直射日光下では使わない
洗剤が乾くとシミやムラの原因になります。曇りの日や朝夕が理想。 - 十分に水で流す
洗剤成分が残ると素材を劣化させます。高圧でしっかりすすぎましょう。 - 素材に合うか確認する
塗装面や木材などは、中性洗剤以外を使うと痛む可能性があります。
効果を高めるノズル選び

洗剤の効果を引き出すには、ノズルも重要です。
- フォームノズル(泡ノズル)
泡状にして汚れに密着させるタイプ。車や外壁におすすめ。 - サイクロンノズル
高圧回転で頑固な汚れに対応。コンクリートの黒ずみに最適。
🔹おすすめノズル
まとめ:汚れの種類で使い分けるのがコツ
- コケ・土汚れ → 水だけでOK
- 油・カビ・排気ガス → 洗剤を使用
- 外壁や塗装面 → 中性洗剤で優しく
高圧洗浄は「水圧+洗剤+ノズル」をうまく組み合わせることで、
最小限の手間で最大限の効果を発揮します。
家庭でもできるプロ仕様の仕上がりを、ぜひ体感してみてください。
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