高圧洗浄で外壁は傷む?塗装を守る正しい洗い方と注意点を解説

高圧洗浄で外壁は傷む?塗装を守る正しい洗い方と注意点を解説 高圧洗浄

「高圧洗浄って本当に大丈夫?外壁や塗装が傷んだりしないの?」

高圧洗浄は、外壁をきれいに保つための有効な方法です。
一方で、やり方を誤ると塗装を傷めたり、下地に負担をかけてしまうリスクもあります。

この記事では、プロの高圧洗浄業者の視点から、

  • どんな条件で外壁が傷みやすいのか
  • 塗装を守るための洗い方と注意点
  • DIYと業者依頼の判断基準

をわかりやすく解説します。

外壁以外も含めた「高圧洗浄そのもののデメリット」や、素材別の注意点を全体像から押さえたい方は、こちらも参考になります。
👉 高圧洗浄のデメリット|落ちない汚れと素材別の注意点を徹底解説

高圧洗浄で外壁は本当に傷むのか?

外壁を高圧洗浄している画像

結論から言うと、条件次第では外壁が傷むことがあります。
特に以下のようなケースは注意が必要です。

  • 塗装が劣化している外壁
  • モルタルやサイディングなど、素材が脆くなっている外壁
  • 洗浄圧が強すぎる・ノズルを近づけすぎている

この状態で高圧洗浄を行うと、

  • 塗装の剥がれ
  • コーキングの破損
  • 表面の荒れ

といったトラブルにつながることがあります。
とくに、初めてDIYで家庭用高圧洗浄機を使う場合は慎重に進めたいところです。

外壁の素材によっても、高圧洗浄との相性は変わります。
塗り壁など水を吸いやすい素材は、強い水圧で傷みやすいため、扱いに注意が必要です。
👉 塗り壁を高圧洗浄するときの注意点はこちら

外壁を傷める3つの原因

外壁を傷める主な原因3つ
①圧力が強すぎる
②ノズルとの距離が近すぎる
③古い塗装やひび割れ部分
の画像

外壁が傷む大きな原因は、次の3つに集約できます。

  1. 水圧が強すぎる
  2. ノズルの距離が近すぎる
  3. 古い塗装やひび割れ部分

それぞれ見ていきます。

水圧が強すぎる

外壁によって、耐えられる水圧は異なります。
一般的な住宅の外壁洗浄では、8〜12MPa(メガパスカル)程度が目安です。

業務用洗浄機の中には、100MPaを超える高圧タイプもあります。
こうした機械を、外壁向けの調整をせずにそのまま使うと、簡単に塗装が剥がれてしまいます。

「強い圧で一気に落とす」のではなく、外壁に合わせて、必要な範囲の水圧に抑えることが大切です。

ノズルとの距離が近すぎる

ノズルを壁面に近づけすぎると、水圧が一点に集中します。
塗装や下地にとって、一番負担がかかる状態です。

目安としては、

  • 最低でも30cm以上は離す
  • 目立たない場所でテストしてから、本番に移る

この2点を守るだけでも、トラブルのリスクは大きく下がります。

プロは、ノズルを動かす速度や角度も含めて調整し、汚れは落とすが、塗装は残すバランスを取っています。

古い塗装やひび割れ部分

塗装には寿命があり、一般的には10〜15年が目安とされています。
寿命を過ぎて劣化が進んでいる外壁は、水圧に耐えきれないことがあります。

こうした状態で高圧洗浄を行うと、

  • 塗膜が大きく剥がれ、下地が露出する
  • ひびや隙間から水が入り込み、内部劣化が進む

といったトラブルにつながることがあります。

高圧洗浄しても大丈夫かどうかは、外壁の状態によって変わります。
不安がある場合は、DIYで強行するより、一度プロに相談するほうが安心です。

塗装を傷めないための正しい洗い方

塗装の剥がれた外壁の画像

ここからは、外壁の塗装を守りながら高圧洗浄するための基本的な手順を紹介します。

外壁の状態を事前にチェックする

まずは、外壁の状態を一度じっくり見ておきましょう。

  • 塗装の剥がれ
  • ひび割れ(ヘアクラックを含む)
  • 塗膜の浮き・膨れ

こうした症状がある部分は、水圧を弱めるか、高圧を当てずに手洗いに切り替えたほうが安全です。

業者に依頼する場合も、事前に気になる箇所を把握しておくと、打ち合わせや見積もりがスムーズになります。

圧力を段階的に調整する

最初から強い圧力で洗うのではなく、

  1. 弱めの圧力(または距離を長めにとる)
  2. 汚れの落ち具合を確認する
  3. 必要に応じて少しずつ圧力を上げる

という段階的な調整が基本です。

圧力調整ができない機種の場合は、

  • 距離を遠め(40〜50cm程度)から始める
  • 一か所に当て続けず、一定の速度で動かす

といった工夫で、実質的な水圧を弱めることができます。

ノズルの種類と距離の使い分け方

回転ノズル(サイクロンノズル)は、威力が高く汚れは落ちやすい一方で、塗装への負担も大きくなります。
外壁全体の洗浄には、扇状に広がる広角ノズルの方が安全です。

  • 外壁全体
    → 広角ノズル+30cm以上の距離
  • 頑固な汚れ
    → 水圧だけで落とそうとせず、洗剤やブラシと併用

ノズルを変えれば何でも落ちるではなく、ノズルはあくまで道具の一つとして使うイメージを持つと失敗しにくくなります。

プロ業者が行う高圧洗浄の違い

高圧洗浄業者の画像

プロ業者の高圧洗浄は、単に「圧力が強い機械を使っている」わけではありません。

  • 素材や劣化具合に応じて、水圧・距離・角度を細かく調整する
  • 外壁全体の状態を見ながら、「当てない方がよい部分」を判断する
  • 必要に応じて、洗剤・ブラシ・手洗いを組み合わせる

といった点が、DIYとの大きな違いです。

外壁の劣化が進んでいる場合や、判断に迷う場合は、
見積もりの段階で「この外壁は高圧洗浄しても大丈夫ですか?」と確認しておくと安心です。

高圧洗浄で外壁を守るためのポイント

DIYで洗浄する場合は、次のような設定がおすすめです。

対象適切な圧力目安注意点
外壁(サイディング)8〜10MPa30cm以上離す
コンクリート10〜15MPa一点集中しない
タイル8〜12MPa目地を狙わない

また、長時間連続で使用すると、モーターやホースにも負担がかかります。
1時間に1回程度は休ませ、本体の熱やホースの状態を確認しながら使うと安心です。

「ベランダ・外壁・駐車場など、よく洗う場所ごとに家庭用高圧洗浄機の候補を整理したい」という場合は、用途別に選び方とおすすめ機種をまとめた記事も参考になります。
👉 【用途で選ぶ】高圧洗浄機のおすすめ3選|ベランダ・外壁・駐車場

高圧洗浄で外壁を守るために大切なこと

掃除のプロの画像

高圧洗浄は、正しく使えば外壁を長持ちさせるための心強い道具です。
一方で、汚れを落とすことだけを優先してしまうと、外壁そのものを傷めてしまうこともあります。

  • 外壁の状態をよく観察すること
  • 必要以上に強い圧をかけないこと
  • 「落とし切る」より「傷めない」を優先すること

この3つを意識するだけでも、トラブルの多くは防げます。

外壁全体の安全な使い方や、やってはいけない使い方については、
高圧洗浄の注意点をまとめた記事も参考になります。

👉 【プロ直伝】高圧洗浄の注意点総まとめ|正しい使い方と片付け術

まとめ:不安ならプロに相談を

最後に、DIYよりプロに相談したほうがよいケースを整理しておきます。

  • 外壁の劣化が目立つ
  • 塗装から10年以上経っている
  • 水圧やノズルの調整に自信がない

こうした場合は、無理にDIYで強い圧をかけるより、
一度プロに状態を見てもらったほうが、結果的に家を守りながらきれいにできることが多いです。

また、外壁を傷めずに汚れを落とすためには、「水量」だけでなく「洗剤選び」も重要です。
👉 高圧洗浄だけで汚れは落ちる?カビや黒ずみも落とす洗剤の使い方と注意点

「高圧洗浄をしたのに黒ずみやカビが残ってしまう」「しばらくするとすぐに戻ってくる」といったお悩みには、原因と落とし方を整理したこちらの記事が参考になります。
👉 高圧洗浄してもカビが残る?原因と落とし方

安全に行うための全体像も、あわせて押さえておくと安心です。
👉 初めての高圧洗浄ガイド|やり方・費用・注意点をプロが総まとめ

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高圧洗浄 虹色」として、京都・宇治・八幡・枚方エリアを中心に外構クリーニングを行っています。

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虹色

高圧洗浄・外構クリーニング情報サイト「高圧洗浄 虹色」管理人。
外構・駐車場・ブロック塀の洗浄と、ケルヒャー高圧洗浄機の分解・修理経験を活かして、選び方・使い方・トラブル対処を研究。
「家まわりをきれいにして、暮らしに3割の余白をつくる」をテーマに、お金と時間をかけず家まわりを整える方法を発信中。
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