「高圧洗浄って、結局いくらかかるの?」
「水道代や電気代が高そうで不安」
「業者に頼むと割高なのでは?」
と感じている方は多いと思います。
高圧洗浄にかかる費用は、大きく分けると次の3つです。
- 水道代
- 電気代
- 人件費(自分の時間)
この記事では、
- 高圧洗浄機を使ったときの水道代・電気代の目安
- DIY・レンタル・業者依頼のトータル費用の違い
- 家庭用で十分なケース/業者に頼んだほうがいいケース
といったポイントを整理しながら、「あなたの家ではどの方法が合っているか」を判断しやすくなるように解説していきます。
高圧洗浄のランニングコストは数百円
ざっくり言うと、高圧洗浄にかかるランニングコストは次のイメージです。
- 水道代:1〜2時間使っても「100〜300円前後」
- 電気代:同じく「100円未満」のことがほとんど
- 大きく違ってくるのは「あなたの時間」と「仕上がりの品質」
そのうえで、
- 何度も使う予定がある → 高圧洗浄機を購入してDIY
- まず1回だけ試したい → 高圧洗浄機をレンタル
- 時短&仕上がり重視 → 高圧洗浄業者に依頼
といったポイントを、数字と実例を交えながら整理していきます。
高圧洗浄にかかる3つのコストは水道代・電気代・人件費
- 水道代
- 電気代
- 人件費(自分の時間)
この3つをすべて見える化することで、「思ったより安い」「時間のほうが高くつく」という判断がしやすくなります。
高圧洗浄機(ケルヒャー)1時間の水道代

一般的な水道料金は1m³(1000L)あたり約250円=1Lあたり0.25円前後。
(※水道料金は自治体ごとに異なりますが、1m³あたり200〜300円前後が多く、ここでは概算として250円/m³で計算しています)
ケルヒャーK2なら吐出水量が約360L/hなので、
1時間の水道代は 約90円。
ケルヒャーK5のような上位機種でも約430L/h=約108円。
| 作業時間 | 使用水量 | 水道代の目安(@0.25円/L) |
|---|---|---|
| 30分 | 約180L | 約45円 |
| 1時間 | 約360L | 約90円 |
| 1.5時間 | 約540L | 約135円 |
| 3時間 | 約1080L | 約270円 |
50㎡洗っても水道代は300円以下。
水道代を心配する必要はほとんどありません。
「水道代がもったいないから風呂の残り湯を高圧洗浄に回したい」という人もいますが、衛生面やニオイのリスクもあります。
👉 高圧洗浄機は残り湯NG?風呂水の使用・ベランダでバケツ自吸時の注意点
高圧洗浄機の電気代は1時間100円未満

高圧洗浄機の消費電力は約1.3kWほど。
電気代の目安は1時間あたり約40円(31円/kWh計算)
(※1kWhあたり31円は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金の目安単価です)
| 機種 | 消費電力 | 1時間あたりの電気代 |
|---|---|---|
| K2 | 約1.25kW | 約39円 |
| K3 | 約1.3kW | 約40円 |
| K5 | 約1.4kW | 約43円 |
1時間〜2時間の使用なら、電気代は100円未満。
気にするほどの差は出ません。
自分の人件費も含めた「本当のコスト」
意外と見落とされがちなのが時間のコストです。
例えば、休日の半日(4時間)を掃除に使うと仮定すると、
時給1500円換算で6000円分の労働をしていることになります。
一方、業者に頼めば2時間で終わり、仕上がりも確実。
水道・電気代が安くても、時間+体力+後片付けまで考えると、DIYが必ずしも安いとは限りません。
むしろ、業者に依頼して、その間は家族との時間を過ごす方が価値は高いのかもしれません。
【比較表】高圧洗浄の業者・DIY・レンタルの総コスト

| 方法 | 機材費 | 所要時間 | 仕上がり | 人件費 | 総コスト |
|---|---|---|---|---|---|
| DIY | 18,000〜75,000円 | 半日 | 普通〜良い | 6,000円 | 約24,000円〜 |
| レンタル | 3,000〜6,000円/日 | 半日 | 良い | 6,000円 | 約9,000円〜 |
| 業者依頼 | 0円 | 約2時間 | プロ品質 | 10,000円~ | 約10,000円〜 |
DIYはやればやるほど1回あたりのコストが安くなりますが、どうしても初期費用が高くなりがちです。
レンタルは自分の労力さえ気にしなければ、最も安く済む方法。
一方で、業者依頼はやや高めではありますが、仕上がり品質が高く、なにより時間を大きく節約できます。
どれを選ぶかは、お金・時間・労力どの価値を優先するかによって変わります。
高圧洗浄はコストだけでなく、作業中の音も意外と気になるポイントです。
特に住宅街や集合住宅では近隣トラブルを避けるための配慮が欠かせません。
近所へのあいさつ回りなども業者に任せるか、周囲への配慮も含めて自身で責任を負うか。
実際の騒音レベルや静かに作業するコツについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
👉 高圧洗浄機の防音ボックス完全ガイド|騒音を抑える工夫と静音モデルの選び方
【実践検証】ブロック塀を高圧洗浄した結果
「数字ではわかったけど、実際の作業ってどうなの?」という方へ。
実際に自宅のブロック塀で高圧洗浄を行い、作業内容と所要時間を検証しました。
実際の体験を通して、数字では見えないリアルな負担も検証しました。
作業時間はおよそ30分。
思ったより肉体労働で、意外と腰にくるし、翌日には腕が筋肉痛になるほど。
さらに、車の移動や周囲の片付けなど準備にかかる手間の方が大きく、実際の洗浄時間より、段取りの方が重要だと気付かされました。
- 水圧が強すぎると素材を痛める
- 角度を間違えると汚れが飛び散る
- 洗う順番で仕上がりが変わる
とはいえ、やり切った後のピカピカに生まれ変わる瞬間は気持ちがいい。
この感動が、高圧洗浄という仕事に惹かれるきっかけにもなりました。
自分でやってみたい人は、「筋肉痛になるくらいのしんどさを楽しめるかどうか」がひとつの目安かもしれません。
時間をかけて丁寧にやりたい人には向いていますが、「休日にサッと済ませたい」人にはプロに任せるほうが現実的です。
高圧洗浄を業者に依頼する前に、失敗を確実に避けるために知っておくべきチェックポイントや、どんな業者に依頼すればいいかは、以下の記事で詳しく紹介しています。
👉 高圧洗浄を業者に頼む前に知っておきたい3つの落とし穴
👉 高圧洗浄の業者による違いとは?料金・仕上がり・対応力を徹底比較
家庭用と業務用のコストを比較
同じ高圧洗浄機といっても、家庭用と業務用では性能が大きく異なります。
| 種類 | 吐出水量 | 吐出圧力 | 消費電力 | 想定コスト (1時間) |
|---|---|---|---|---|
| 家庭用 | 約300〜 450L/h | 約8〜 12MPa | 約1.3kW | 約130円 |
| 業務用 | 約600〜 1000L/h | 約15〜 20MPa以上 | 約3.0kW | 約290円 |
業務用は水道・電気使用量が多くなりますが、作業時間が短縮できるためトータルコストは家庭用とほぼ同程度になります。
家庭用で十分なケース・業者に頼むべきケース
家庭用で十分なケース
ベランダ・玄関・タイル・軽い苔汚れなど、面積が10〜20㎡以内なら家庭用でも十分。
時間はかかりますが、低コストで手軽にできます。
業者に頼むべきケース
外壁・屋根・広い駐車場・高所など、自分でやると危険が伴う場所。
また、カビや黒ずみが奥まで入り込んでいる場合も、業務用の圧力でないと落ちにくいです。
結果的に短時間で済むため、水道代・電気代・時間すべての面で効率的です。
場所別に見る水道代・電気代の目安(家庭用)
同じ高圧洗浄でも、洗う場所によって使用水量や電気代は少し変わります。
家庭用高圧洗浄機(吐出水量360L/h・消費電力1.3kW)を使った場合の目安表
| 場所 | 面積目安 | 使用時間 | 水道代 | 電気代 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| ベランダ | 約6㎡ | 約20分 | 約25円 | 約13円 | 約38円 |
| 玄関・門柱 | 約4㎡ | 約15分 | 約18円 | 約10円 | 約28円 |
| 外壁(1面) | 約20㎡ | 約1時間 | 約90円 | 約40円 | 約130円 |
| 駐車場1台分 | 約12㎡ | 約30分 | 約45円 | 約20円 | 約65円 |
いずれも数十〜百円台のコストで完了します。
水道代や電気代よりも、作業時間や労力を基準に考えるのがおすすめです。
駐車場の広さごとの作業時間の目安や、どのノズル・アクセサリーを使うと効率が良いかは、こちらの記事で具体的に解説しています。
👉 高圧洗浄機でコンクリートを洗っても大丈夫?駐車場を傷めない使い方と注意点
家庭用高圧洗浄機の機種別コスト差
| 機種 | 吐出圧力 | 特徴 | 適した作業 | 水道代+電気代 (1時間) |
|---|---|---|---|---|
| ケルヒャーK2 | 8〜9MPa | 軽量・安価・短時間使用向き | 駐車場・玄関・ベランダなど部分洗浄 | 129円 |
| ケルヒャーK3 | 10〜11MPa | コスパ重視・家庭用で最も人気 | 駐車場・外壁・タイル清掃 | 130円 |
| ケルヒャーK5 | 12MPaクラス | 水冷式モーターで長持ち・静音 | 広範囲・連続作業に最適 | 151円 |
ケルヒャーK2/K3/K5では、コストの違いは大してないので、空冷or水冷・音量・アクセサリーの豊富さ・扱いやすさなどを基準に購入を検討するのがおすすめです。
高圧洗浄のコストを抑える節約テクニック
少しの工夫で、水道代・電気代・作業時間のすべてを抑えられます。
- 汚れに合わせてノズルを切り替える
頑固な汚れだけ強圧ノズルを使い、広範囲は扇状ノズルで時短。
これだけで使用水量が20%ほど削減できます。 - 断続的に噴射する(こまめに止める)
連続噴射よりも、汚れの箇所ごとに一瞬ずつ使う方が効率的。
休憩時は電源OFFを徹底で節電&機材保護。 - 洗浄順序を決めておく
無駄な動線をなくすことで、ホース移動・水の無駄噴射が減り、結果的に時間=電気代・水道代の節約にもつながります。 - 事前準備で作業効率アップ
落ち葉や砂を先に掃いたり、ホースを事前に伸ばす、延長コードや電源の位置を確認することで作業効率が上がります。 - フィルター掃除でトラブル防止
吸水フィルターを軽く水洗いするだけで水圧が安定し、機械の寿命も延びるのでコスト削減になります。
💡 ポイント:電源の入れっぱなしは故障の原因。作業の合間にOFFにして圧を抜くことで節電・機材長持ち。
高圧洗浄機の故障リスクだけでなく、素材を傷めたいための注意点などについては以下の記事で詳しく解説しています。
👉 【プロ直伝】高圧洗浄の注意点総まとめ|正しい使い方と片付け術
まとめ:お金の節約よりゆとりの投資
- 水道代:1回100円前後
- 電気代:1回100円未満
- 大きな差は時間と仕上がり
DIYでも業者でも、正しい比較軸で選べば後悔なし。
大切なのはどれだけ安く済むかではなく、どれだけ気持ちよく効率的に終えられるかです。
外構を整えることは、家の印象だけでなく暮らしの余白や心のゆとりにもつながります。
高圧洗浄はゆとりの投資として考えるのがおすすめです。
実際に購入する高圧洗浄機を選ぶときのポイントを押さえておきたい方は、家庭用モデルの選び方を整理したこちらの記事も参考になります。
高圧洗浄の基本をもっと知りたい方は、こちらの記事で「やり方・費用・注意点」を総まとめしています。
よくある質問(FAQ)
Q. 高圧洗浄で水道代がものすごく高くなることはありますか?
A. 一般家庭向けの高圧洗浄機であれば、1〜2時間使っても水道代はせいぜい数百円程度です。
むしろ、蛇口を全開にしてホースで流しっぱなしにしているほうが、水のムダが大きくなるケースもあります。
一方で、ネット検索やAIの回答で「高圧洗浄の水道代は1,000〜2,000円かかる」という説明を見かけることがあります。
これは、業者が外壁や建物全体を長時間かけて洗浄するケースや、水道代だけでなく作業費まで含めたざっくりした金額が混ざっていることが多いです。
家庭用の高圧洗浄機で、ベランダ・玄関・駐車場1台分などを1〜2時間程度洗う場合は、この記事で計算しているように「数十〜数百円台」に収まるのが一般的です。
水道代そのものよりも、「作業時間」や「仕上がりの品質」を基準に、DIY・レンタル・業者依頼のどれを選ぶかを考えるのがおすすめです。
Q. 高圧洗浄はどれくらいの頻度でやるのが目安ですか?
A. 外構の汚れ具合にもよりますが、
・ベランダや玄関:年1〜2回
・駐車場:年1回〜汚れが気になったタイミング
・外壁:外壁材や塗装の寿命を考えると、業者によるメンテナンスの一環として数年に1回
くらいが目安です。
苔や黒ずみが気になり始めたタイミングで、「次の雨までに一度リセットする」くらいの感覚でOKです。
Q. マンションやアパートで高圧洗浄するとき、水道代や電気代はどう考えればいいですか?
A. 共用部の水道・コンセントを使う場合は、必ず管理規約の確認と管理会社への相談が必要です。
勝手に使うとトラブルのもとになります。
ベランダ掃除程度であれば、静音タイプ+防音対策をしたうえで、管理会社の許可を取ってから使うのが安心です。
マンションのベランダでの使い方や注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 マンションのベランダ掃除で高圧洗浄機は使える?失敗しない完全ガイド


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